はじめに
| 最終更新日 2009年08月06日 |
今日、世界的な経済のグローバル化と情報化の著しい進展に伴って、ひと、もの、サービス、資金が国境を越えて甚だしく往来するようになり、多様な環境に対応する社会制度の構築、人材養成、研究開発、国際活動等の重要性は益々強まっております。
このような世界的な潮流の中で、平成18年度よりスタートした第三期科学技術基本計画においては、我が国が社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術及び人材育成と競争的環境の重視をその基本姿勢として、基礎研究等における科学技術の戦略的重点化、また科学技術を活用するシステム改革として、人材の育成・確保、イノベーションの創出、国際活動の戦略的推進などが必要とされております。
平成19年6月1日に閣議決定された、我が国における長期戦略指針「イノベーション25」においても、2025年までを視野に入れた豊かで希望に溢れる日本の未来をどのように実現していくか、そのための研究開発、社会制度の改革、人材の育成等、短期、中長期にわたって取り組むべき政策を示しております。
具体的な施策の一つとして、人材の育成・確保ならびに国際活動の戦略的推進が掲げられております。
なかでも、日本の科学技術の将来や国際競争力の維持・強化は、新しい時代に的確に対応する機関において若手研究者や女性研究者及び外国人研究者の活躍躍進、さらに優れた高齢研究者の能力の活用が期待されています。若者の理科離れ問題や少子化時代を迎える我が国の科学力、技術力を維持・向上させるためにも未来を見据えた人材養成が必要です。
特に外国人研究者に関して、優れた研究者の招へい・登用を促進するために住宅の確保や子弟教育などの生活環境に配慮した受け入れ体制の構築を支援することになっています。世界的研究教育拠点づくりには外国人研究者の活躍促進が必要であり、受入促進のためには出入国管理制度及び査証発給制度の改善や身元保証の制度化を行う必要性もあります。
JISTECの事業活動に大きく関わる点としては、科学技術の国際化活動の戦略的推進があげられます。
そのポイントとして、研究活動を活力あるものとしていくためには(1)国際的に魅力ある研究拠点の形成、(2)外国人研究者の登用と拡大、(3)東アジアにおける科学技術コミュニティの構築とイニシアティブの発揮が重要であるとされています。
JISTECは、科学技術分野における内外の交流の促進、科学技術分野の研究及び研究者への助成並びに科学技術分野の研究の促進を行うにより、科学技術の振興を図ると共に、国際社会に貢献することを目的として、平成2年11月1日、社団法人として設立されました。
JISTECは現在、フェローシップ制度による外国人研究者の受け入れや外国人研究者及びその家族の生活支援事業、国際会議の運営及び支援など国内外研究者の国際交流事業、帰国した外国人研究者とのネットワーク構築や大学等の国際化推進モデルを創る国公私立大学の国際化強化推進事業などを多面的に実施することにより、我が国の政策に基づく科学技術・学術分野の国際化活動を支えています。
JISTECの国際交流及び国際化推進事業の内容をご覧いただき公益法人としてのJISTECの事業活動に一層のご理解とご協力をお願いいたします。
社団法人 科学技術国際交流センター